みつわカイロプラクティック

体がゆがむ時 重心や内臓とゆがみの関係

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体がゆがむ時

わたしたちの体に「ゆがみ」が生まれるのはどんな時でしょうか?試しに自分で無理やり背中を曲げたり腕や脚を限界まで捻ってみても、または手足の指などを直接掴んで捻ってみたとしても、力を加えている間は「ゆがんだ形」にはなりますが力を抜けばすぐに元に戻り、その形が「ゆがみ」として体に定着することはありません。このように私たちの体の形はちょっとやそっとでは変わらない構造になっています。ではどういう条件であれば体の形にゆがみが生まれるのか、このページではその代表的なケースをご紹介したいと思います。

まず1つ目は「体に何らかしらの力を受けた場合」があげられます。ただし先ほどの例の通りただ力を加えただけでは変化はなく、ゆがむためには障害となるような強い力であることや、体の構造上の弱点に受けること、また同じ力に対して長時間抵抗した場合などの条件が必要です(→「からだは簡単にゆがまない」)。

2つ目は「体の一部の重さが変化した場合」で、主なものが「水分量の増加」です。例えば火傷をして水ぶくれになった経験はないでしょうか?人体の約7割ほどを水分が占めていると言われますが、次いで多いのがタンパク質です。そのタンパク質は熱により変性を起こすため(生卵を熱すると硬くなって二度と戻らないのと同じです)、人間の体は火傷のように熱を受けた部分に水分を増加させ変性を防ぐ働きがあり、このような水ぶくれができます。姿勢に影響をおよぼす場合は主に「炎症」が原因となります。「炎症(または、○○炎)」という言葉はよく耳にすると思いますが、炎症は医学的に定義があって(→「炎症の5大兆候」で検索)その中の1つに「発熱」があります。膝の炎症によって膝に水がたまるのがいい例ですが、同じように胃や肝臓など内臓に炎症が起きた場合、その臓器はわずかに水分量が増えることで通常よりもほんの少し「重く」なります。

言い換えれば「その臓器の高さで重心がズレる」状態になります。「その臓器の高さ」と限定したのは、その高さで重心が変わると無意識に体を重くなった臓器と反対側に倒してバランスをとることがあり(片手で重いカバンを持つと反対側に体を倒しますよね)、それによって最終的に足にかかる重心(足の高さでの重心)には差が無い場合があるためです。つまりこの「無意識に体を反対側に倒してバランスをとった姿勢」などが「体の一部の重さが変化した場合」のゆがみです。もしこの炎症が慢性化し長期的なものになれば、倒してかばい続けている部分も筋肉のバランスが崩れることで「ゆがみ」として定着する可能性があります。

3つ目は「体の内圧が変化した場合」です。私たちもこの地球に存在する「物」の1つですので大気圧の影響を受けます。膨らませた風船がその形を保つためにはその内側に一定の内圧を保つ必要がありますが、同様に人間も体の中の随所に一定の内圧をもっています。その中でも内臓を入れている部分の内圧(胸腔内圧や腹腔内圧)の変化は姿勢に影響を与え、例えば何らかの原因で腹腔内圧が下がれば腹部がわずかに「しぼむ」ことによって猫背などの姿勢になり得ます。それが「体の内圧が変化した場合」のゆがみです。開腹手術を経験された方の一部にこのタイプのゆがみがみられることがあります。

4つ目は「精神的な影響によるもの」です。例えば慢性的な精神的ストレスは僧帽筋(首〜肩〜背中の大きな筋肉)を緊張させて硬くしますが、そうすると頭の重さを「硬くなった僧帽筋」で支えやすくなるため(力を入れなくても「物として」硬くなっているので、その硬さで体の重さを支えればエネルギーを使わずに楽なため)うな垂れた姿勢が定着してしまうことがあります。他にも広い意味では、体のどこかを「痛めた記憶」がトラウマになって治った後も痛めた部分を無意識にかばう姿勢が定着した場合を含めてもいいと思います。

最後に遺伝子やホルモン異常による奇形や側湾症などを加えて、これらが体に「ゆがみ」をつくる代表的なケースですが、これらが複雑に絡み合ってゆがんでいるケースは少なくありません。